アラサーOLのただの思い出話です。
数年前にピアスを開けました。
誕生日の前日にこの年齢で何かやり残したことはないかぼんやりと考えていて、誕生日当日、ピアスを開けよう!と急に開けました。
ピアスを開けたいなと思ったきっかけは誕生日よりも少し前の段階で、当時ハマっていたバンドの影響。
それまでイヤリング派だった私ですが、妙に素敵に見えてピアスの魅力で頭がいっぱいに。
ピアスだと仕事中や家でサラッと付けててもサマになるじゃん
イヤリングこれまで何個落として失くした?ピアスだピアス
と盛り上がる思いとは裏腹に、同じくらい頭にあったのは怖さ。笑
小心者なので、
痛いのかな 膿んだらどうしよう
とインターネットでピアスを開けた体験記を読み漁り、安心と不安をぐるぐるして一旦考えるのをやめていました。
しばらくして誕生日という節目があり、もう色々思うことはやめて勢いで病院を予約。
時代は新型コロナの流行真っ只中で、飲み会や旅行など生活の刺激が不足していたこともあり、
何か変化がほしかったんだろうな、と今では思います。
そんなこんなで病院について、入口でもう一度ピアスを開けるリスクを調べるあたりが自分の性格。
ドキドキしながら受付へいくと、私より年上の女性が「ピアス開けたいんですけど」と言っていて、仲間意識と勇気をもらいました。
すぐに名前を呼ばれて診察室?へ。
看護師さんの方が対応してくださり、「まずはピアスの位置どこが良いか決めてマーキングしてねー」と。
ピアスを開ける開けないで足踏みをしていた私はピアスの穴の位置だなんて全く考えていなくてただでさえドキドキしているので大焦り。笑
そんな時に看護師さんが「あんまり下にすると私みたいにね、重いのとかつけてると穴どんどん下になってくるから」とアドバイスをくださり少し落ち着きを取り戻しました。
場所を決めて、あとは開けるだけ。
準備をしながら「3.2.1って合図した方が良い?」と聞かれましたが、そっちの方が逆にこわいです!と伝えていたので、
会話しながら準備が整った段階で、看護師さんはニコニコしながら バシン!!とやってくださいました。
思ったより痛くなくて、この勢いでもう片方もお願いします〜と油断していたら
もう片方の耳は結構痛かった。
その後は冷やしたのかな、ピアスを開けたという高揚感、じんじん痛む現実感でいっぱいでもはや何も覚えていません。笑
でも病院を去る時は誰かに報告したいような、満足した気持ちでした。
その後心配してた通り膿んだり、しこりになったり、
不安事の8割は起こらないはずなのに当たり前のように起こって萎えたこともありましたが
今はしこりもなく、ピアスライフを楽しんでいます。
それから嬉しかったこととして。
これまでプレゼントなんて渡されたことがなかった父から、結婚前の誕生日の時にピアスをもらいました。
夫も母も、プレゼントを渡す時はとりあえずチョイスして間違いないよね、とピアスをくれます。
ピアスを開けてから宝物が増えました。
開ける前は不安だったけれど、開けて良かったなと思っています。